下水汚泥焼却灰からリン回収 産総研 直接化成品に合成
産業技術総合研究所は4日、下水汚泥焼却灰からリン化成品を製造する技術を開発したと発表した。特にリン酸を直接的にエステル化する反応を開発し、下水汚泥焼却灰から回収した粗リン酸を使い一挙に難燃剤であるリン酸トリブチルの合成に成功。これにより化学製造業で使用できるリン化成品を合成でき、国内の未利用リン資源の有効活用につながると期待する。結果は3日の学術誌「Angewandte Chemie International Edition」に掲載し、編集者から優れた論文の「Hot Paper」に選ばれた。

全文を読むには
有料プランへのご登録が必要です。
記事本文残り59%
続きは有料会員にお申し込み
いただいた後、
記事をお読みいただけます。
- 「有料会員」になると購入手続き不要ですべての記事を閲覧できます。
- 新聞購読者の方はお得な「プレミアム会員」も選べます。
- 初月無料で有料会員に登録できます。