月刊下水道2024年9月号特集/よみがえる水辺空間~再生から創造へ~

日本の生活水準を大きく向上させた高度経済成長は、人々に夢を与え社会を明るくした一方で、河川や湖沼などの水辺を汚し人々をそこから遠ざける負の側面も併せ持っていた。やがて人々が好景気の熱狂から覚めたとき、かつて心に潤いをもたらしてくれた水辺空間は、汚れ悪臭を放つ近寄り難い存在になり果てていた。それから数十年。病んでしまった水辺を健康な姿に戻そうとする人々の懸命な取組みにより、河川や湖沼の環境は順調に回復を見せている。魚や動植物が戻ってきた水辺には再び人々も集まりだし、かつてのように光を放つ存在になってきた。そして人々はいま、よみがえった水辺との関係構築を模索し始めた。再生から創造へ。新たな水辺空間の創出を図る各地の動き、その取組みを支える技術の数々を紹介する。

【特集】

■ 下水道が水辺のためにできること

■ 「川の国埼玉」実現に向けた埼玉県の取組み

■ 東横堀川の水辺を活かした大阪市の“かわまちづくり”

■ 豊かな海と脱炭素に貢献する下水道ブルーカーボン構想

■ 処理水潅漑による水田からの温室効果ガス排出の削減

■ 水辺づくりに貢献する下水道関連技術

■ その他

最新号『月刊下水道』(2024年9月号) 「特集/よみがえる水辺空間~再生から創造へ~」_