建設環境研究所 「自然共生サイト(OECM)認定支援サービス」 生物多様性のビジネス化に実感 自社・顧客企業に積極的効果
「〝生物多様性がビジネスになる〟との実感がある」。そう断言するのは昨年8月に自然共生サイト(OECM)認定支援サービスを発売した建設環境研究所(東京都豊島区)。それ以降、国内では環境省による自然共生サイトがトータル184地点認定された。世界では昨年9月に自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)が最終提言を発表。今年1月のダボス会議でそのTNFDアーリーアダプター(早期採択社)が世界最多の国内80社に上り関係者を驚かせた。そうした国内外の動向をにらみつつ着実に自社サービスを提供してきた同社は「民間向けコンサルティングの一環としての事業性に手応えを感じる。当社内や顧客企業における副次的な効果もあり可能性が見える」と話す。ポイントと指摘するのはネイチャーポジティブ(自然再興)に取り組む企業の出方を見極めること。建設コンサルの業界内でも無類の「生き物オタク」を自任する同社がビジネス化の可能性をつかみつつある。
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