環境省2025年度の主な新規施策(下)

環境省の2025年度予算における概算要求の新規事業で、脱炭素技術等による工場・事業場の省CO2化加速事業(SHIFT事業)は68億6千万円を求めた。前年度までのSHIFTが脱炭素化への計画策定や事業場の省エネシステムへの置き換えに重点を置いてきた内容から一歩踏み込み、複数の企業連携で省CO2型設備を導入することでバリューチェーン全体の脱炭素化を進める補助事業を強調し新規に要求した。同支援は補助率2分の1か3分の1。補助上限5億円で温室効果ガスのスコープ3排出量を削減するモデル的な取り組みを選ぶ。今年1月に発災した能登半島地震からの復興は豊かな自然資源を活用したツーリズム・地域づくり推進事業に7億9300万円を付けた。能登半島の自然歩道(ロングトレイル)を創設しトキと共生する里地づくり、能登半島国定公園の活用、自然環境調査などを通じた地域の豊かな自然資源を活用したツーリズムと地域づくりの推進を支援する。

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