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〝当たり前のZEB〟呼び込む 硬軟織り交ぜ建築物の脱炭素化へ「ここ5年が正念場」 環境省地球温暖化対策事業室に聞く

年間のエネルギー収支をゼロにしたビル「ZEB(ゼブ)」。そのさらなる普及に向け建築業を監督する国土交通省や、エネルギー産業を持つ経済産業省と共に〝経済を持たない〟環境省が動く。主要な産業は直接所管しない同省だが脱炭素の旗振り役だ。2024年度の補正予算と25年度当初予算を合わせて、ZEB化に関連する事業のために210億円を超える予算を確保するなど、手厚いZEBの補助事業を展開する。50年の建築ストック平均のZEB基準、そして同年のカーボンニュートラル(CN)達成へ。実利にさとい不動産オーナーの意識をZEBに向かわせる。「補助事業の先でZEBのさらなる定着を」として、国交・経産両省や農林水産省の間を縫い、得意のソフトパワーで自ら局面をうち開く構え。ZEB化社会の2歩、3歩先を見る同省の地球温暖化対策事業室にその主流化に向けた現状を聞いた。

〝当たり前のZEB〟呼び込む 硬軟織り交ぜ建築物の脱炭素化へ「ここ5年が正念場」 環境省地球温暖化対策事業室に聞く_

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