私たちが望む都市(34) ランドスケープアーキテクト(ASLA)小出兼久研究室代表 小出兼久

緑は都市にとって救世主となり得るのか。

その答えはYESである。現代の都市はさまざまな課題に直面しているが、喫緊の課題である気候変動対策を筆頭に、都市部の緑を増やすことで解決や緩和へと向かう課題は多い。例えば、自然災害へ対抗する力(レジリエンス)の増強には、グリーンインフラの設置が大きな力となる。グリーンインフラは緑を用いた都市水の管理装置で、従来の緑化の恩恵に加えて、都市の雨水管理ができる緑地である。

全文を読むには
有料プランへのご登録が必要です。

記事本文残り84%

続きは有料会員にお申し込み
いただいた後、
記事をお読みいただけます。

  • 「有料会員」になると購入手続き不要ですべての記事を閲覧できます。
  • 新聞購読者の方はお得な「プレミアム会員」も選べます。
  • 初月無料で有料会員に登録できます。