JR九州の回生電力貯蔵装置活用 デマンドレスポンスサービス実施へ

大阪ガスは12日、100%子会社であるDaigasエナジーが、JR九州とデマンドレスポンスサービスの「D-Response」に関する契約を締結し、筑肥線の唐津変電所に併設された「回生電力貯蔵装置」を活用した調整力公募にアグリゲーターとして参加すると発表した。同装置は、電車が減速する際に発生する回生電力を貯蔵し、電車が加速する際の電力として有効利用するための充放電装置。同装置の貯蔵電力を電力需給逼迫時に積極的に放電してデマンドレスポンスを行い、電力需給の安定化に貢献していく。

大阪ガスとJR九州はこれまで、筑肥線の駅舎にDaigasグループが保有する発電所由来の環境価値が付与された再生可能エネルギー電力を供給し、環境価値の地産地消を実現。また、ウエストホールディングス(広島市)と3社共同で、線路沿いなどの遊休地を活用した新設非FIT太陽光発電所の開発事業を行い、1号案件であるJR九州の下関太陽光発電所が昨年10月に運転開始している。今回、JR九州が保有している設備・施設などの有効活用と沿線の価値向上に向けたさらなる協業の検討を進めた結果、同装置を用いたデマンドレスポンスによる調整力公募への参加に合意した。

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回生電力貯蔵装置