次世代の土壌診断技術を開発　誘導結合プラズマ発光分光分析　ＪＩＲＣＡＳ、ＰＦＡＳ分析も視野

国際農林水産業研究センター（ＪＩＲＣＡＳ）は11月21日、ＡＩと、加熱した試料の発する光で物質を調べる誘導結合プラズマ発光分光分析（ＩＣＰ―ＡＥＳ）を融合させた次世代型の土壌診断技術を開発した。この新技術は全波長スペクトルを利用し、主要な成分から物理特性まで12項目を高精度に同時予測でき、従来の土壌分析にかかる時間とコストを大幅に削減する。持続可能な農業の推進や食料安全保障の向上に貢献し、開発途上地域でも活用可能な技術として期待を掛ける。