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エナジア 「震災後」始まりの地・福島発のZEB技術 災害に強い自立・分散の拠点へ

独自の切り口でエネルギー利用の最適化を提案するエナジア(福島県郡山市)が力を蓄えている。太陽光などの再生可能エネルギー発電と、電気自動車(EV)や燃料電池自動車(FCEV)の蓄電・発電性能を連携させたエネ供給システム「V2X」を事業化。トヨタらと協働し東日本大震災をこうむった地元・福島へ展開している。同社の原動力となっているのは自らの被災。ほぼ全県で電力供給が途絶し産業と生活が停止した状況を目の当たりにした。「我々福島の企業を突き動かしているのは被災体験。災害に強い自立・分散電源の定着へ県内外の協力者と組む。必ず結果を出す」(白石昇央社長)。培った知見を武器に建築物のエネ収支も揃える。日本に一時代を画した「震災後」始まりの地・福島からZEB化社会をこじ開ける。

エナジア 「震災後」始まりの地・福島発のZEB技術 災害に強い自立・分散の拠点へ_「新協地水の新社屋」(福島県郡山市)
「新協地水の新社屋」(福島県郡山市)

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