食料安保と資源循環を支える下水汚泥利用肥料 江戸の〝循環思想〟を現代に蘇らせる 肥料利用は持続可能な社会の土台をつくる 櫻庭由紀子
江戸文化芸能研究 作家 櫻庭由紀子
ロシアによるウクライナ侵攻を機に、日本の食料安全保障の脆さが改めて浮き彫りになった。化学肥料原料のほぼ全量を海外に依存する中、政府は2030年までに下水汚泥資源の肥料利用の4割へ引き上げる目標を掲げた。国内での資源循環型社会への転換を図る狙いだが、現状の達成率は15%にとどまり、道のりは険しい。かつて江戸では「下肥」システムによる循環社会が成立していた。その知恵を現代にどう生かすか―課題と可能性を探る。
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