CO2排出量「実質ゼロ」の鉄鋼販売へ 日本製鉄、製造プロセスの削減分を割り当て

日本製鉄は14日、自社で削減したCO2排出量を割り当てることで、鉄鋼の製造プロセスにおけるCO2排出量を削減したと認定される鉄鋼製品「NSCarbolex Neutral」の販売を開始すると発表した。CO2排出量削減の認定手法には、製造プロセスの変革・改善等により同社が実際に削減した排出量の総量を把握し、それを任意の鉄鋼製品に割り当てる「マスバランス方式」の採用を検討している。販売開始の時期は2023年度上期で、CO2排出量の削減効果が確定し、第三者による認証が得られた時点で供給を開始する。供給量はCO2排出量を「実質ゼロ」と認定された鋼材換算で、23年度に30万程度を予定。価格は相応のプレミアムの取得を検討しているが、現時点では未定としている。

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