リサイクルビジネスのためのDX戦略講座(7) 資源循環システムズ 瀧屋 直樹

従来の天然資源の利用に依存した大量生産・消費・廃棄型の線形経済からサーキュラーエコノミー(CE)への移行というビジネスモデルの変革には、静脈産業の果たす役割が今後ますます高まる。ただし、生活者のライフスタイル全体を通じたCEの確立には、業界の垣根を超えた「異業種連携」が不可欠である。さらにデジタルの力を掛け合わせること、つまりDXによりCEを加速させることが必須となる。CE実現のための異業種連携においては、従来型の「動静脈連携」に加えてブロックチェーン、AI、センシング、デジタルプラットフォームといったイノベーションをもたらす「デジタルサービスプロバイダー」の存在が欠かせない。「動静脈連携」×「デジタル」を可能とする「CE型デジタル異業種連携」(「デジタル異業種連携」)がその実現に資するカギを握っている。

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