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生物学×環境~大学の研究室より~2‐(17) 個性あるコーヒーの味を楽しめるまでに隠れた多くの苦労

私はコーヒーが好きである。なくても生きてはいけるが一日5~6杯飲むこともざらである。ただ嫌なのは酸化したことを感じさせるコーヒーである。淹れてから時間が経っていると酸化臭や変な苦さを感じる。また焙煎から時間を経た豆から入れたコーヒーでも同様にがっかりする。今では世界に展開するコーヒーの店が溢れ、そのテイストにも慣れてきて思うことがある。産地の異なる複数の豆を混ぜて良さを出るように適切な配合がなされ、間違いのない味、香りのコーヒーが提供されている。一方で産地ごとのコーヒー豆の個性が味わいにくくなっているのである。

生物学×環境~大学の研究室より~2‐(17) 個性あるコーヒーの味を楽しめるまでに隠れた多くの苦労 _大学キャンパスで育てた鉢植えの木になったコーヒー。実花が咲いたのち根元が膨らんでコーヒーチェリーとなる。いわゆる豆はこの中の芯のような状態で入っている。東京では多くの実が鈴なりとなることは難しそうだ。
大学キャンパスで育てた鉢植えの木になったコーヒー。実花が咲いたのち根元が膨らんでコーヒーチェリーとなる。いわゆる豆はこの中の芯のような状態で入っている。東京では多くの実が鈴なりとなることは難しそうだ。

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