音の波が、語ることは(21) 3月、泡の音 消えゆく「泡」の行方にまで心を配る時代 現代における新たな「無常の心得」
ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。
(鴨長明『方丈記』より)
かつて鴨長明は、川に浮かぶ「うたかた=泡」を消えてなくなる儚さ、世の無常の象徴だと表現した。しかし、現代の私たちが作り出す「泡」は、必ずしも儚く消え去ってはくれない。時には、自然界に残り続け、生態系に影響を与えることもある。私たちは、自ら作り出した泡が「どのようにして消えるのか」にまで責任を持たなければならない時代に生きているのだ。
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