ZEB設計ツールを開発 竹中工務店
竹中工務店は10日、アメリカに拠点を置く建築環境コンサルタントの「Loisos+Ubbelohde」と共同で、ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)設計ツール「ZEBIA」を開発したと発表した。併せて効率的な業務を助ける手引書「ZEB設計ガイドライン」も整備。これらを使い設計の初期段階で環境性能を検証することで所要時間が半分程度となるという。顧客とシミュレーションを見ながら調整できる。
従来の手法ではデザイン検討後に環境シミュレーションを実施していたため数週間程度の時間を要していた。ZEBIAではデザイン検討と並行させるため短期間で済む。
設計ガイドラインは設計フローと手順を体系化した。データベースから選択する単純な操作で、設計に反映していく。複数のシミュレーションを同時に実行できるため様々なデザインを検討することも容易だ。