音の波が、語ることは(9) 3月、海の音 海を歌い、考える深海合唱団 牧野くみ 有史以前から各地で食用とされていた牡蠣
末長く楽しむため自分ごととして受け止め考える
“Why then the world’s mine oyster, which I with sword will open.”(世界は私の思い通りになる)―シェイクスピア『The Merry Wives of Windsor』のセリフより―
冬の味覚というイメージが強い真牡蠣だが、夏の産卵に向けて栄養を蓄えるため、実は春にかけてがおいしい。この季節の楽しみの一つである。牡蠣は有史以前から各地で食用とされていた記録があり、養殖も古くから行われていた。その味わいは各界の著名人を唸らせ、牡蠣にまつわるエピソードや格言も多く残されている。

全文を読むには
有料プランへのご登録が必要です。
記事本文残り66%
続きは有料会員にお申し込み
いただいた後、
記事をお読みいただけます。
- 「有料会員」になると購入手続き不要ですべての記事を閲覧できます。
- 新聞購読者の方はお得な「プレミアム会員」も選べます。
- 初月無料で有料会員に登録できます。