トップランナーに聞く（21）グーン代表取締役 藤枝 慎治 氏　プラスチックのマテリアルリサイクルで横浜に貢献

横浜市で廃棄物の燃料化に取り組むグーンは昨年末、使用済みプラスチックから再生原料を製造する、市内初のプラスチックマテリアルリサイクル事業を開始した。世界中で海洋プラスチック問題が注目される中、海に面した同市を本拠とする同社の藤枝慎治代表取締役は、プラスチックの海洋汚染問題解決や資源循環、そして脱炭素社会実現に貢献することが喫緊の課題と考え、短期間で体制を整え新事業に乗り出した。将来的には「総合プラスチックリサイクルセンター」構想も視野に入れる。フィリピンで、日本の廃棄物処理業ではまだ少ない海外事業を定着させるなど、常に挑戦を続ける藤枝氏にプラスチックリサイクルの今後の展望などを聞いた。