COP29開幕 新たな気候資金目標など焦点 30年の排出量 19年比でわずか2・6%の減少 国連が報告書、野心の劇的向上を
国連気候変動枠組み条約の第29回締約国会議(COP29)が11日、アゼルバイジャンのバグーで開幕した。今回の会議では、パリ協定の1・5℃目標の達成に向け、2025年以降の新たな気候資金目標やパリ協定第6条(炭素市場)の詳細ルールなどで合意できるかが主な焦点。会期は22日まで。一方、国が決める貢献(NDC)について、国連が10月28日に発表した最新の統合報告書によると、現在の各国の計画が完全実施されたとしても、30年の温室効果ガス(GHG)排出量は19年比でわずか2・6%の減少にとどまると指摘。1・5℃目標の達成に必要とされている30年43%、35年60%の削減と大きなギャップがある。このため、同条約事務局のスティール局長は、国家気候計画の次のラウンドで、対策と野心の劇的な向上を図る必要があると強調している。
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