能登半島地震の災害廃棄物約244万トン、25年度の処理終了目指す 石川県の取り組み 約38万トンを県外処理、海上輸送も視野

1月1日に石川県能登地方で発生した能登半島地震では、建物に大きな被害が発生したほか、輪島市街地では延焼火災、沿岸部では津波被害、山間部では土砂災害が発生した。約7万5千棟の住家被害が確認されており、多量の災害廃棄物が発生することが予想されている。この災害廃棄物の適正・迅速な処理に向け、石川県では災害廃棄物の具体的な処理方法、スケジュール等を検討し、2月末に「石川県災害廃棄物処理実行計画」を策定した。県内の災害廃棄物発生量は約244万トンと推計。これを発災から概ね2年の2025年度末での処理完了を目指す。コンクリートがら、金属くず約120万トンは再生利用し、可燃物、木くず、不燃物約124万トンは、発電やバイオマス燃料などできる限りリサイクルしつつ、県外も含めて処理を行っていく計画だ。

能登半島地震の災害廃棄物約244万トン、25年度の処理終了目指す 石川県の取り組み 約38万トンを県外処理、海上輸送も視野_珠洲市の仮置き場の様子
珠洲市の仮置き場の様子

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