オンサイト処理施設の展望（4）　亜臨界水処理施設　回収したメタンや水素を利用できる可能性も

水の臨界点（約３７４℃、22メガパスカル）手前の高温高圧状態の水を亜臨界水と言い、反応性が高い水素イオンと水酸イオンの濃度が常温常圧の水の数十倍にも達し、有機物を効率的に加水分解できるとされ、有機系廃棄物の非焼却処理技術として開発が進んでいる。超臨界水ならもっとよいというわけではなく、装置が高価になりすぎるし、反応が進みすぎて有効利用できる生産物を回収できなくなってしまうこともある。