新・世界と日本の水事情(4) グローバルウォータ・ジャパン代表 吉村和就 水と電気を〝がぶ飲み〟するデータセンター

世界では生成AIブームが加速している。それを支えているのが、世界中に張り巡らされているデータセンター(DC)である。巨大DCは世界で約1万2千カ所あり、その半数(約6千カ所)は米国に集中している。DCを運営しているメガテック(アマゾン、オラクル、マイクロソフト、グーグル等)の幹部は「DCの最大の課題は電力の確保である」と明言している。事実、米国の総電力消費に占めるDC電力消費量は2023年の3%から、28年には4倍超の12%以上と予想され、電力需要に対応するために原発数十基の増設計画が進行している。マスコミは「電力増強」を強調し報道しているが、隠れたリスクは〝水資源の確保〟である。ではなぜ水が必要なのか?

新・世界と日本の水事情(4) グローバルウォータ・ジャパン代表  吉村和就 水と電気を〝がぶ飲み〟するデータセンター_マイクロソフトの水使用量の推移(2024年同社環境報告書より)
マイクロソフトの水使用量の推移(2024年同社環境報告書より)

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