PFAS、未確定の環境中の対策 土壌除去、被覆で浸透防止 岡山県吉備中央町が独自に検討

岡山県吉備中央町は5日、町内にある浄水場で給水する水道水から人体に有害とされている有機フッ素化合物(PFAS)が1リットル当たり1400ナノグラムと、国の暫定目標値である50ナノグラムを大きく超えて検出したことを受け、原因究明の第三者委員会から対策をまとめた報告書を受理した。委員会は浄水場の水源にある資材置き場に野積みされた使用済み活性炭を原因と特定し周辺土壌から地下水へ浸透し水源に流れ込んでいると認めた。PFASの環境中の対策は未確定なことから独自に検討。汚染個所を掘削して清浄な土壌で埋め戻した後、コンクリートなどで被覆し雨水の地下水への浸透を低減させる案を出した。山本雅則町長は答申を受け、「関係者と協議の上、今後の対策に取り組んでいく」と述べた。

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