再エネ地産地消モデル構築へ 北ガス、北海道苫前町

北海道ガスは4月1日から、北海道苫前町の公共施設6カ所へ再生可能エネルギー由来の電力を供給し始める。苫前町が所有する「苫前夕陽ヶ丘風力発電所」で発電した電力を北ガスがFIP制度を通じて調達し非化石証書による環境価値を持った電力として供給する。

再エネ地産地消モデル構築へ 北ガス、北海道苫前町_

施設の電力使用に伴うCO2排出量のうち5割超に当たる約900トンCO2の削減を見込んでいる。同町と昨年6月に締結した連携協定に基づく取り組みで、風力発電などの再エネの地産地消モデルを築き地域経済を活性化することを目指す。

電力を供給する公共施設は町役場、とままえ温泉ふわっと、苫前町公民館、苫前小学校、古丹別小学校、苫前中学校。北ガスと町は今後、町内の農業・漁業施設に再エネ由来電力の供給を広げていきたい考え。