途上国の浸水リスクを高速シミュレーション 日立、環境省のウェブサービスを構築 COP28のジャパン・パビリオンで紹介

日立製作所は11月30日、環境省の請負事業のもと、途上国での利用を想定した浸水予測ウェブサービス「FloodS」をこのほど構築し、環境省が同日から無償で提供を開始したと発表した。河川の氾濫や降雨、高潮による浸水状況の時間変化を高速でシミュレーションし、ウェブブラウザの地図上に予測結果を表示するもの。気候変動に脆弱なアジア太平洋諸国などの行政官向けに提供し、水文の専門知識を持たないユーザーでも直感的な操作で容易に浸水シミュレーションを行える点が特徴。環境省はこのサービスにより、途上国における浸水リスクの把握や気候変動適応策の立案を支援する方針。このサービスは、12日までUAEのドバイで開催中の国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)に併設されているジャパン・パビリオンでも紹介されている。

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