第17回環境教育シンポジウム ライフサイクル思考で深める環境教育(8/9)

ライフサイクル思考で深める環境教育
ライフサイクル思考で深める環境教育

環境問題の解決には、製品やサービスが、そのライフサイクル(資源採取、生産から廃棄まで)を通じて生み出す環境負荷を考える、ライフサイクルアセスメント(LCA)の視点が欠かせません。LCAの視点をもつことで、多種多様な環境対策の本質を見極め、合理的・論理的に判断できるようになると期待されます。ただ、LCAは分野横断的であり、また実際にLCAを行う場合には専用のソフトウェアの導入が必要など、その考え方を身につける機会は限られているのが現状です。
 そこで今回の環境教育シンポジウムでは、そのようなLCAの考え方、すなわちライフサイクル思考を環境教育に取り入れることをテーマといたしました。本企画をきっかけとして、ライフサイクル思考がさらに広がることを期待します。
 また、あわせて、高校生による環境化学に関する研究発表も実施します。未来を担う高校生の発表と、講師による講演を通じて、みなさんと一緒に、これからの環境教育のあり方を考えます。

プログラム
※講演者はZoomによる遠隔での登壇となる可能性がございます。
13:00-13:05 開会挨拶・趣旨説明 
 奥田 知明 (日本化学会 環境・安全推進委員会 環境小委員会 委員長/慶應義塾大学理工学部・教授)
13:05-14:35 第一部 講演
「ライフサイクルを思考した環境教育」
 伊坪 徳宏 (早稲田大学 理工学術院 創造理工学部・教授)
「ライフサイクル思考を基礎とした環境教育とその探究学習への展開」
 松本 真哉 (横浜国立大学 大学院環境情報研究院 人工環境と情報部門・教授)
14:35-14:45 休憩
14:45-15:15 第二部 高校生による環境化学に関する研究発表
 2~3演題,高校生による発表を行います。
15:15-16:10 第三部 パネルディスカッション「ライフサイクル思考を社会に根付かせるには」
 パネラー:伊坪 徳宏(早稲田大),松本 真哉 (横浜国立大) ※随時追加予定です。
16:10-16:15 閉会挨拶
 水川 薫子 (日本化学会 環境・安全推進委員会 環境小委員会 副委員長/東京農工大学農学研究院・講師)
16:30-17:00 交流会(参加無料)
環境化学に関わる教育や研究・探究活動について,意見交換を行います。
カジュアルな雰囲気で交流できる場になればと考えておりますので,ぜひお気軽にご参加ください。

対象

環境教育・探究・研究にご興味のある学校関係者/中学生・高校生/大学生
環境教育を事業として実践したいと考える大学・企業・学会・研究所等の方々
※環境化学や教育を専門としない一般の皆様の参加も心より歓迎しております。

イベント詳細

日時

2024-8-9(金)開催/日本化学会

13:00~17:00

場所

化学会館+オンライン(Zoomウェビナーを利用したリアルタイム配信)

主催

日本化学会 環境・安全推進委員会

定員

現地参加 50名/オンライン参加 450名 参加費:無料

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