ICEP 気候変動フォーラム2023― 気候変動を正しく学ぶ―（東京・神田、6/28）

世界では、Covid-19 との闘いに終わりが見えてきつつあるものの、気候変動に起因した脱炭素への流れは加速化し、世界中の国家、社会、企業が 2050 年のネットゼロに向かって熱心度、本気度の濃淡はあれ、その取り組みを本格化しつつある最中、石油天然ガス開発業界は、これまでのビジネスモデルに大きな変革を求められています。言い換えれば、石油天然ガス開発業界は、今後、エネルギートランジションの流れの中で石油天然ガスの供給をある程度維持しつつ、CO2 排出の削減と合わせ石油天然ガスの生産量を削減していくことが求められています。このような厳しい事業環境にあって、石油天然ガス開発業界で働く多くの方々が、戸惑いながらも、これまで培ってきた技術、ノウハウを活用しつつ、ネットゼロに向けて様々な取り組みに励んでいらっしゃいます。とはいえ、「気候変動」という地球規模の事象については、業務上必要な知識として多くの皆様が既に学ばれ身につけられていらっしゃるものと推測しますが、こうした流動的で変化の速い環境にあって、今後、様々な新しい技術やビジネスモデルに取り組んでいくに際し、その根底にある「気候変動」そのものについて、改めて関係する事項を客観的に整理し、正しい理解を定着させることが重要ではないかと考えています。「気候変動」、「ネットゼロ」そして「エネルギートランジション」等に関しては、非常に多くの分野が相互に関係し合っており、その情報量もまたありとあらゆる分野で膨大なものになりますが、今回、その基本中の基本である地球温暖化の科学的メカニズム、また、これに則った将来の気候変動による地球環境への影響等について、現在わかっていること、また、将来にわたって評価できたことを客観的に整理し直し、ご紹介するフォーラムを開催することとしました。今回のフォーラムでは、下記のとおり、3 人の専門家・有識者を招聘し、それぞれがお持ちの専門知識、情報及び経験等をもとに、それぞれのご担当テーマについて、はっきりしていること、まだまだ流動性が大きい要素等について、客観的な解説をしていただき、皆様の気候変動に対する理解醸成の一助になればと思っています。締め切りまでの時間があまりありませんが、多数の皆様にご参加いただきたく、ご参加ご希望の方は事前登録をお願いします。