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総会フラッシュ(2025年6月4日)

安心マンホール工法協会 24年度施工実績は148基

安心マンホール工法協会は4月14日、福岡市のオリエンタルホテル福岡博多ステーションで第17回定時総会を開催した。

同協会は2024年度、下水道展'24東京や下水道管路管理技術施工展2024岩手への出展、能登半島地震被災地における同工法追跡調査を実施するなどした。施工実績は148基で累計は1287基となった。

25年度は、土木学会技術評価証更新準備、設計・施工マニュアルの改訂、施工会員対象の施工実習会および技術講習会の実施等の活動を予定している。

総会冒頭に小川尚会長は、「安心マンホール工法は大規模地震が起きたときにマンホールの浮上を防止できる。1月には、国から南海トラフ地震の30年以内発生確率を80%に引き上げると発表があった。巨大地震がいつ起きてもおかしくない状況下で、会員各社には本工法について、自治体などへ一層の普及啓蒙をしていただきたい」などとあいさつした。

総会フラッシュ 安心マンホール工法協会 24年度施工実績は148基_小川会長
小川会長

推進技術関連4団体 合同で懇親会開く

推進技術関連4団体は4月17日、東京都千代田区のホテルルポール麹町で協会ごとの総会開催後、合同懇親会を開催した。会場には4団体の会員や推進工法関係者らが多数参集し、懇親を深めた。また総会や懇親会におけるあいさつでは、今年1月に埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故など、管路の老朽化への懸念と対策を求める意見が聞かれた。

総会フラッシュ 推進技術関連4団体 合同で懇親会開く_(写真左から)ユニコーン協会・長尾会長、ジオリード協会・脇田会長、PIT&DRM協会・大久保会長、スピーダー協会・宮地会長
(写真左から)ユニコーン協会・長尾会長、ジオリード協会・脇田会長、PIT&DRM協会・大久保会長、スピーダー協会・宮地会長

工法PRに注力 スピーダー協会

スピーダー協会は今年度、全国のコンサルタントや自治体を訪問し工法PRをより広く開催していく方針。なお、同協会の総会時における会員数は58社となっている。

工法の広報普及に努力 ユニコーン協会

ユニコーン協会は今年度、大阪市において今夏開催される下水道展'25大阪へ出展するほか、昨年度に引き続き、同協会ホームページの更新、JSTT工法ナビの更新を行うなど工法技術の認知度向上に向けた活動を展開させていく方針。

新会長に大久保貴章氏 PIT&DRM協会

PIT&DRM協会は今年度、同工法の施工技術向上・発展と普及を図るため、技術研修会を開催するほか、関連図書資料の配布、下水道展'25大阪への出展等の活動を予定している。

技術的特徴を前面にPR ジオリード協会

ジオリード協会は今年度、中大口径のサクセスモール工法については排土処分量の低減メリットを前面に出して産廃処分単価の高い地域(地方都市)を重点的に広報活動を展開していく。また小口径のサクセスモールω工法については、堅調な中部・静岡地域での実績積重ねを維持していくほか、北陸、関東、関西、九州各地区での知名度アップに向けてPR強化を図る。

 

ユニコーンES工法研究会 代表幹事に沖俊昭氏

ユニコーンES工法研究会は4月17日、東京都千代田区のホテルルポール麹町で2025年度通常総会を開催した。

同工法の24年度の施工実績は21件1706メートルだった。25年度は施工技術の改善および積算に関する調査研究、普及・広報活動、会員同士の交流会と他工法との水平展開などに努める。総会では役員改選が行われ、代表幹事にアサヒエンジニアリング代表取締役社長の沖俊昭氏が選出された。

沖代表幹事は就任のあいさつで、「24年度の施工延長は前年度より減っている。掘進機の老朽化や部品調達などの課題もあった。しかしながら、バイパス管路やパイプルーフ工法への活用など、当工法は世の中にまだまだ必要なものであると確信している。皆様の力をお借りし、当研究会をさらに発展していけるよう尽力していきたい」などと述べた。

総会フラッシュ ユニコーンES工法研究会 代表幹事に沖俊昭氏_沖代表幹事
沖代表幹事

下水道既設管路耐震技術協会 地震対策費の拡充見据え役割の重要性を強調

下水道既設管路耐震技術協会は4月25日、東京都中央区の東武ホテルで第24回定時総会を開催した。井上克彦会長は冒頭のあいさつで、「今年度は国の『防災・減災、国土強靱化のための5か年計画』の『第1次国土強靱化実施中期計画』の素案がまとめられ、総事業費が20兆円を超え、現計画を超える規模になると予想される」とし、「地震対策に対する制度や事業費が充実される流れの中、私たちの役割がますます重要となっている」と強調した。

なお、各工法の2024年度の施工実績は、「既設人孔耐震化工法(ガリガリ君)」は3186人孔(累計127都市、8万1523人孔)、「フロートレス工法」は3126人孔(同116都市、3万534人孔)、「更生管マンホール接続部耐震化工法(耐震一発くん)」は671管口(同63都市、1万1804管口)だった。

総会フラッシュ 下水道既設管路耐震技術協会 地震対策費の拡充見据え役割の重要性を強調_井上会長
井上会長

エースモール工法協会 新会長に小林氏

エースモール工法協会は4月25日、東京都中央区のビジョンセンター東京・京橋で第33回定時総会を開催した。2024年度の施工実績はエースモールDL工法21・8キロメートル(累計1024・7キロメートル)、リバースエース工法228・2メートル(累計5981メートル)となった。

25年度は、①「能登半島地震の復旧・復興」に協会技術が貢献できる積極的な広報活動②インフラ老朽化による課題を受け、新たな設備構築方法に求められる推進技術の調査準備③適用拡大開発やDX化を継続し「働き方改革」への適応を進めるとしている。

総会では任期満了に伴い役員の改選が行われ、新会長に小林正樹エクシオグループ常務執行役員が選任された。小林氏は、「今から40年前の学生時代、就職活動中にエースモール工法を知り、これこそこれからの土木技術だと感じた。微力ながら協会の発展に尽力させていただきたい」などとあいさつした。

総会フラッシュ エースモール工法協会 新会長に小林氏_小林会長
小林会長