環境福祉学講座(159) 林業の歴史からみる環境福祉(12) 自然保護の哲学と福祉

環境庁の発足と自然保護

戦前から長い間、日本の自然保護行政を実質的に担ったのは林野行政であった。日本は国土の7割を森林が占めているが、森林法に基づき森林を管理することによって自然保護が図られてきた。自然公園については 1931年(昭和6年)に国立公園法が制定されたが、景観を保護する見地から国立公園を管理するにとどまっていた。

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