環境省地球温暖化対策課 DCの脱炭素化に多彩メニュー 側面支援でDX・GXを加速化
世界中で膨れ上がるデータ処理の需要。それらを集約し効率的に処理するために設置されるデータセンター(DC)は高性能化・大型化が進み並行して電力消費量も増大してきた。野村総合研究所によると2019年に国内DC関連の消費電力は22・9テラワット時。30年には実に4~7倍の90~150テラワット時に及ぶと推計している。社会的ニーズの高まりに伴い温室効果ガス(GHG)の削減が喫緊の課題となる。そんなDCの脱炭素化へ側面から切り込むのが環境省だ。データ処理量を高めながらGHGの削減を図るというDX・GX(デジタル、グリーンによる社会変革)の避けて通れないあい路で、現代社会の困難を引き受けDC市場の拡大と排出量のデカップリング――つまり排出減へ導くために奔走している。
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