環境と宗教

本書は仏教、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教の自然観や環境観をまとめた我が国初の書。宗教は環境を救えるのかをテーマに、宗教家や哲学者、自然科学者がさまざまな角度から解説している。編著者の溝口氏は、「宗教は風土や伝統、歴史、環境などが異なるため、あたかも教えるところが異なっているように見えるが、本書を読めば自然を保護する考え方はほぼ同じだと分かる」という。自然を守るために宗教や哲学の力が重要だと感じる人への入門書。

【内容】▽仏教の教えと環境▽環境保全のための宗教の必要性▽環境のための哲学―循環と輪廻の思想▽共生社会と技術▽キリスト教の自然観▽環境都市フライブルク▽クルアーンの自然観と人間観―イスラム教の環境倫理を学ぶために▽ユダヤ教と環境

【編著】溝口 次夫、リチャード・ワイスバード 編著

【体裁】A5判、224ページ

【定価】2,200円(税込・送料別)

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