人間拡張で遠隔農業 研究発表とデモ会を開催 PwC財団

PwC財団は25日、助成事業である2022年秋期人間拡張(農福連携)の研究成果の一環として、H2L(東京都港区)が開発したロボットを遠隔で操作する新型システムの発表会と、それを使った農業体験会を大手町の同財団施設内で実施した。

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会場では約10名の障害者アスリートが、H2Lのアームバンド型コントローラを腕に装着した。コントローラに搭載した筋変異センサーで腕の動きを検出し、自らの手の動きと連動させロボットを操作した。実際に遠隔農業体験アプリを使い収穫のシュミレーションを体験。実際の会場から六本木にあるH2Lオフィスに設置したロボットを遠隔で操り、模型のイチゴを収穫した。

これらの技術を活用し農業現場への遠隔農業の導入を目指す。さらに農業従事者数の減少や高齢化を補い、障害者や外出困難者の参画機会を確保するなど社会課題の解決を目指す。

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