廃棄物処理施設技術管理協会会長 柳井薫 環境問題の解決へ若者の積極的な取り組み不可欠
このたび、環境新聞が創刊60周年を迎えられましたこと、心よりお祝い申し上げます。
さて、私どもの協会は、貴紙の創刊年に「廃棄物処理施設技術管理者制度」が創設されたことに伴い、技術管理者の資質および社会的地位の向上を図るため、1967年に設立されました。当時は「いざなぎ景気」で、ごみの排出量の増加等に伴い、廃棄物処理施設の機械化、大型化や最新の処理技術の導入が進められていました。技術管理者を中心とした処理施設の維持管理は、施設の安定稼働や処理技術の改善、改良に大きく貢献しましたが、焼却施設におけるクレーンや燃焼装置の操作などは状況を目視確認しながらのものであり、運転操作は人の判断や操作に依存するものが少なくありませんでした。多くの作業や操作が自動化され、遠隔監視も可能な現在では、隔世の感があります。
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