中韓が逆転、日本の蓄電池戦略見直し 経産省、リチウム電池再生に3・4兆円投資
日本の蓄電池産業界が再び競争力を取り戻すため、経済産業省は先月31日、蓄電池産業戦略の最終取りまとめを公表した。
日系勢は初期市場を技術優位で確保したが、経産省の資料によると、市場の拡大に伴い中国、韓国のメーカーがシェアを拡大する一方で、日本メーカーのシェアは急降下した。車載用リチウムイオン電池の世界市場に占めるパナソニックなど日本勢のシェアは、2015年の52%から20年に21%まで低下した。他方、CATLなどの中国勢は27%から37%、LGESなどの韓国勢は14%から36%に急成長した。定置用リチウムイオン電池でも日本勢は16年の27%から20年の5%へ低下する一方、中国勢は28%から低下したものの24%のシェアを維持し、韓国勢は30%から35%へ拡大した。
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