ウイルスのメタゲノムデータ基盤 世界最大規模、環境科学にも活用 東大 

東京大学は2日、ウイルスの多様性を包括的に解析するデータベース「VIRE(Viral Integrated Resource across Ecosystems)」を構築したと発表した。このデータベースは世界中の環境中の遺伝子の総体である公共メタゲノム10万件以上を解析し、約170万のウイルスゲノムを収集・整理。既存のウイルスデータベースを上回る規模と網羅性を持ち、ウイルスと微生物群集、宿主、機能を横断的に解析できるプラットフォームを提供した。ベースの開発は腸内と環境ウイルスを体系的に収集・公開したことで、ウイルス進化や生態系機能の解明を支援する国際的基盤となると期待する。

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