山菜ソムリエの旅(7)~食べられる野草4月編~ 毒草ばかりのキンポウゲ科で唯一食べられるニリンソウ
キンポウゲ科はトリカブトを始めとした危険な毒草も多く、葉っぱの形も総じてよく似ています。ただ、トリカブトとニリンソウの花は全然違うので、間違えないようにするためには、ニリンソウの2~3輪の小さな花が咲くのを待って、「花がある株」だけを採るのをお勧めします。ニリンソウの花が咲いていても、その周りもニリンソウとは限らず、隣にトリカブトがある可能性もあるからです。
さて、山菜野草の誤食は、実はベテランの人ほど起こりやすいと僕は考えています。よくニュースに出てくるニラとスイセンは、葉の切り口の香りを嗅げば一発で見分けられるのに、なぜ間違えるのでしょう? それは、ベテランの人ほど、一本一本、香りや形を確認することを怠るようになり、いつも採る場所を知っている安心感で、手で掴んでまとめて一気に収穫しようとするからです。その中にこっそり混じっている、スイセンやトリカブトに気が付かずあたってしまうのではないでしょうか。
皆さんは、野草に慣れて来ても、必ず一本一本丁寧に確認しながら採るようにして下さいね。春の野草や毒草30種類以上の見分け方を網羅したオンライン野草講座の配信が、野草食協会でスタートしています。QRコードからリンクしていますので、良かったらご参考下さい。
自然共生研究家、山菜ソムリエ 山田 証