生物多様性や雨水貯留・浸透に貢献 鹿島、建物の総合的ソリューション提供

鹿島建設は先月31日、建物の屋上や壁面、外構の緑化技術を最大限に活用し、生物多様性や雨水の貯留・浸透に貢献する総合的なソリューションの提供を開始すると発表した。具体的には、①新開発の生物多様性に配慮した雨水貯留・浸透型の外構緑地システム「DEWレインガーデン」②既存技術を改良した雨水貯留・蒸発散促進型の屋上緑化システム「エバクールガーデン」③雨水貯留パネル型の壁面緑化システム「緑彩マルチパネル・RT」――の3つを組み合わせて建物に採用。これにより、生物多様性の実現と敷地外へ流出する雨水量の削減を可能にするとしている。

同社では今後、これら技術の普及展開を図り、詳細なモニタリング・評価を行うことで一層の性能向上を図り、地域の防災・減災およびネイチャーポジティブの実現に貢献していく方針。