廃棄物処理業者が生き残るための脱炭素経営(13) TCFDの今後の動向 他業界の模範となる活動を展開することが商機に

移行計画について

これまでお伝えさせていただいた通り、気候リスクの開示は、東証のプライム市場区分の会社では、実質的に義務付けられるようになった。これにより、取引相手の会社もサプライチェーン算定に組み込まれることになった。Scope3においては上流にも下流にも廃棄物のカテゴリ(カテゴリ5:事業から出る廃棄物、カテゴリ12:販売した製品の廃棄)がある。そのため、業界平均である原単位を使うのではなく、貴社の処理に関わる排出量算定を独自に行った方が、取引相手には喜ばれる。排出量が削減できることのみならず、積み上げ方式という、一次情報の方が当然正確であるからだ。

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