生物学×環境~大学の研究室より~2‐(29) 東京大学名誉教授 渡邊雄一郎 メンデルの7対の対立形質と遺伝子研究

グレゴール・メンデルは、修道院で聖職者となった地域の伝統農業の研究に触れ、エンドウの品種に目を向けるようになります。いくつかの系統を扱うと、形質の異なる系統があることに気づきます。種子を取るには同じ系統同士で交配すれば良いのですが、探究心から形質の異なるもの同士で交配を行い、その子孫(F1世代)を得ます。有名なものとして、丸いマメとシワシワのマメの対立形質です。そのF1世代のエンドウを見ると中間型は出てこず、丸いマメ〔顕性形質(以前は優性形質といいました)〕だけが出てきた。彼は消えた形質がどこにいったか気になったのでしょう。

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