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 「レアメタル・レアアース資源循環研グループ」 技術・情報と研究開発一体化し顧客支援 環境管理センター 

環境コンサルティングの環境管理センターは国際問題化している資源制約や、それにより求められているサプライチェーン強靱化を支援するため、組織の基盤整備・研究開発室内に「レアメタル・レアアース資源循環研究グループ」を新設した。太陽光パネルなどの廃棄物に含まれる希少性が高い有用鉱物資源であるレアメタル・レアアースの資源回収とリサイクルに関する技術動向の把握を把握する。研究開発と国内外の情報収集を一体的に推進し、顧客を支援する。責任者は同社の基盤整備・研究開発室長を兼務する豊口敏之上席技師長が担う。今月1日に発足させた。

同社は小型家電リサイクルと自動車リサイクル、家電リサイクル、太陽光パネルなどの再生可能エネルギー設備リサイクルのプロジェクトに関与しレアメタル関連の実績を積み上げてきた。新設の組織は知見を生かし、社内の関連業務についての外部窓口を担当するほか、リサイクル事業者との連携、省庁・シンクタンク・有識者などとのコミュニケーションを活発化させる。

中国が資源安全保障の観点で輸出規制を実施しているレアアースは、日本や米国などの企業のサプライチェーンをひっ迫させている。ベトナムや豪州などからも供給されてはいるが、ネオジム、セリウム、ランタンなど多くの鉱物の種類で中国が主な供給元を担っており、使用済み製品からの回収といったさらなる資源の有効利利用や、代替となる供給国の確保が探られている。

ネオジムは輸入量4800~5千トン。電気自動車(EV)や風力発電機、家電などで永久磁石などとして使われている。セリウムは同6500トンで、研磨剤や排ガス触媒、ガラス添加剤に使われる。ランタンは同1300トンで、ニッケル水素電池、光学レンズ、触媒に用いられている。

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