電解質膜「ペクセム」量産 低コスト・高性能な水電解の中核部品 東京ガスとSCREEN
東京ガスとSCREENホールディングスは4日、水電解用触媒層付き電解質膜(CCM)「PEXEM(ペクセム)」の量産受注体制を確立したと発表した。最大電極面積5千立方センチメートルのCCMを国内外の水電解メーカーへ供給できるようにした。
電気を利用して水を水素と酸素に分解する水電解技術について、中核部品であるCCMの共同開発を進めてきた。コスト削減と高性能化の課題に対し、東京ガスの触媒技術とSCREENの高速連続生産技術を融合させ、低コスト化と高性能化、量産機に不可欠な大型化と安定供給を同時に実現させた。1万5千時間を超える連続運転実績があり、10年以上の高い耐久性を見込む。
昨年2月にSCREENが自社の彦根事業所内に新工場を竣工し、年間2?ワットの生産能力を確保していた。さらに最大6?ワットまで拡張する計画もあり、経済産業省や新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の補助金を活用して最先端の生産設備を導入した。これにより国内外の水電解メーカーからの需要に対して素早く安定的に供給できる量産受注体制を確立した。
