循環型社会の廃棄物系バイオマス

「低炭素」、「循環型」、「自然共生」の3つを統合した社会システムの構築が叫ばれる中、その実現に向け鍵となるものの一つにバイオマスがあり、中でも、日本で最も賦存量の多い廃棄物系バイオマスの利活用に注目が集まっています。本書は、その廃棄物系バイオマスを実際に利活用している事例から「成功の秘訣」を抽出したものです。具体的には、事例を①インプット②アウトプット③変換装置④事業主体⑤地域特性――の5つの視点から解析し、排出事業者、処理業者、自治体と主体別に成功のポイントをまとめています。文献調査だけでなく、編著者たちが施設を訪問し、担当者の生の声を聞き、それを分析に反映している点が特徴です。これからバイオマスの利活用に取り組む事業者にお勧めします。

【監修】古市徹(北海道大学大学院工学研究院教授)

【体裁】A5判、約180ページ

【編著】有機系廃棄物資源循環システム研究会

【定価】2,750円(税込・送料別)

循環型社会の廃棄物系バイオマス