バイオマスプラをソニーのテレビに マスバランス方式 三井化
三井化学は、ソニーと三菱商事との共同プロジェクト「Creating NEW from reNEWable materials」の一環として、独自開発したマスバランス方式によるバイオマスプラスチックをソニーのテレビ「BRAVIA 9 II」の一部モデルに採用すると発表した。これにより、化石資源由来のバージンプラスチックの使用量ゼロを目指すソニーの取り組みが一歩前進する。
マスバランス方式(物質収支方式)とは、原料から製品への加工・流通工程において特性を持った原料(例:バイオマス由来原料)かそうでない原料(例:石油由来原料)と混合される場合に、その特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性の割り当てを行う手法」(環境省バイオプラスチック導入ロードマップ)のこと。
石油由来のプラスチック・化学品と物性が全く変わらないこと、これまで難しかった素材でもバイオマス化が可能となるなど、カーボンニュートラル社会の実現に向けて社会全体のバイオマス度を向上させるための重要なアプローチになる。
三井化学グループでは、既に約50の製品群でマスバランス方式によるバイオマス化を実現している(2025年6月現在)。また、サーキュラーエコノミーに向けて展開しているケミカルリサイクルにおいてもマスバランスは重要な役割を果たし、同様に約50の製品群でケミカルリサイクル由来のプラスチックや化学品の提供を行っている。
該当のバイオマスプラスチックには、バイオマスナフサを原料としたバイオマス化学品を利用。ポリカーボネート樹脂原料や難燃剤原料などに使用され、特に115V型と65V型のテレビにおいては、約50%の割合でバイオマスプラスチックを採用している。