CNモデル処理場整備へ 国交省、計画を募集

国土交通省は、下水処理場の脱炭素化に効果的な技術を集約した「カーボンニュートラル地域モデル処理場計画」を募集する。2050年カーボンニュートラル(CN)の達成に向けて、見本となるような処理場を整備し、全国に普及展開するのが狙い。計画には、処理場に導入する省エネルギーや創エネルギー、再生可能エネルギーなどを定め、概ね5年~10年の間に集中的に実施することが要件。下水汚泥の有効利用等による創エネや太陽光発電等の再エネから生み出したエネルギー量が、処理場で消費するエネルギー量を上回ることも必要となる。

計画は公共下水道管理者または流域下水道管理者が策定し、国交省に登録を申請。要件を満たした計画を同省が登録する。

登録した計画には、国が防災・安全交付金や下水道脱炭素化推進事業、下水道革新的技術実証事業(B‐DASHプロジェクト)、地域脱炭素交付金などで集中的に支援する。

募集の締め切りは30日。詳しくは国交省のホームページ。