募集 「地球環境」「食料システム」テーマに技術実証を助成 PwC財団

PwC財団は、環境問題への対策につながる技術実証段階のプロジェクトを助成する今年度秋季の募集を開始した。「地球環境」と「食料システム」の2テーマについて非営利目的で継続的に取り組んでいく意思のある国内団体の事業を選ぶ。補助金額はいずれも1件につき1千万円以内で、9月4日まで応募を受け付ける。10月下旬に事業を決定し公表する。

地球環境のテーマでは緑化・淡水化や排水処理の技術などを使用した計画を求める。汚染による健康・生命の危機や、気候変動を抑制するなど大気・土壌・海洋の汚染、生物多様性の損失を解決する実証実験段階の取り組みが対象となる。

食料システムの分野は、「食品ロス削減・アップサイクル」と「タンパク質危機」の2つの小テーマを設ける。廃棄される農水産資源をICTやAIなどのテクノロジーで有効利用させるほか、環境や生態系に配慮した持続可能なタンパク源を追求する。一部、今後実証を目指す技術についても計画に含められる。

対象となった事業には収支や活動の報告を提出させる。詳細は財団HP(外部リンク)から。