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【連載】環境福祉学講座113炭谷茂・恩賜財団済生会理事長 富山国際大学客員教授;諸外国の環境福祉の実情(11)最近のオランダ農福連携事情
 9月下旬、5泊6日の短い期間だったが、オランダを初めて訪問することができた。オランダに親近感を持つ日本人は多いだろう。江戸時代以来、日本との交流が深く、ビール、ソーダ、ポン酢などオランダ語に由来する日本語が多い。東京オリンピックの柔道無差別級で、神永がオランダ人のアントン・ヘーシンクに敗れた時は、日本人の多くは失望した一方、「オランダ人だから」と妙な納得もした。
 今回オランダを訪問して、オランダ人の背の高さ、がっちりした体格に驚いた。ヘーシンクのような人に男女ともたくさん出会った。恐らく身長では世界の人種で1、2を争うのではないか。
 オランダはダイバーシティが大変進んでいる国である。人口1700万人と小さな国であるが、在住外国人は20%程度と多い。移民は200万人程度となり、その数は増加している。
 これがオランダの活力を生んでいる。世界経済フォーラムが10月9日に発表した19年版の「世界競争力ランキング」によると、オランダは4位になっている。これは革新力、労働市場、マクロ経済の安定性などを総合評価したものだが、オランダにほんのわずか滞在しただけで理解できる。ちなみに日本は6位だった。
 他にオランダの特色として感じたことは、挑戦する国民性である。オランダは資源に乏しい。国土も狭かったので、常に干拓によって国土を拡大していくことに挑戦した。干拓には、沖合を堤防で区切り、海水をポンプで排出する方法が取られた。国内に高い山がなく(最高標高は322メートル)、埋め立てに使う土がないからである。堤防に使う土石はドイツ等から輸入された。
 国土の4分の1が海抜ゼロ以下であるから、高潮から国土を守ることに必死である。このため、地球温暖化対策にも熱心に取り組んでいる。
 最近では、干拓は環境に悪影響を及ぼすので、中止している。
 今回のオランダ調査の目的の一つは、最近の農福連携事業の実態を知ることである。オランダでは干拓した土地を農地として使用している。したがって国土の半分が農地であり、農業国といえる。
 高付加価値の農産物の生産を目指している。農作物としてはトマト、キュウリ、パプリカ、ニンジン、玉ネギ、ジャガイモなどである。チューリップを代表とする花卉栽培や牛、豚、山羊、羊、鶏などの畜産も盛んである。
 国際競争力があり、輸出額ではアメリカに次いで2位である。日本のスーパーマーケットにもオランダの農作物が並んでいる。活発に行われている農業を福祉に役立てている。その一つがケアファームである。
(2019/11/07)
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