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【連載】環境福祉学講座111炭谷茂・恩賜財団済生会理事長 富山国際大学客員教授;諸外国の環境福祉の実情(9)混迷するオランダの福祉国家
環境を重視するオランダ

 27年前、長崎県佐世保市に開設された直後のハウステンボスを見学する機会があった。膨大な敷地を使い、オランダの街を再現したテーマパークであるが、投資額が巨額だった。私には想像できないスケールで、秀抜した経営手腕の評価を得て、ハウステンボスを立ち上げた実業家の構想は、非凡だと感心するばかりだった。
 彼は地方公務員出身であったが、当時私も同じ公務員だったので、ケタ違いの行動力のある公務員がいるものだと思った。時代の寵児として持て囃された。
 特に植生や水質浄化など環境対策にお金を惜しまず、徹底してこだわったことが特徴で、オランダの情緒を醸し出していた。
 同行したオランダのライデン大学出身の放射線影響研究所長崎研究所の幹部は、「オランダとそっくりだ。特に環境の配慮が素晴らしい」とハウステンボスを絶賛していた。
 その後10数年経った時、ハウステンボスに隣接した長崎国際大学大学院で講師を4年務めた。講義終了後は園内を歩いたが、環境面では従前どおりの方針が貫かれていた。
 実際のオランダは、九州程度の面積に人口1700万人の国である。国土の25%が海抜0メートル以下であるので、歴史的に水との戦いであった。地球温暖化が進み海面上昇すると国家の危機であるので、地球温暖化対策には熱心である。
 有名な風車は水害対策であるが、今では持続可能エネルギーとして評価される。国土が平坦であるので、自転車大国であることも有名である。リサイクル対策などにも活発に取り組む。
 国土が狭く、開発が進み、人口密度が高いので、水質汚濁や土壌汚染が進む。そのため自然環境の保全が重要になる。環境問題が国家の存立にかかわるので、環境対策を重視し、世界の環境対策のリーダーになっている。
 その一つの現れはNGOの活動で、途上国に対する環境保護、野生動物保護などの環境対策を活発に支援している。国民の半数はNGOに関与しているという。
 オランダの福祉はまず民間非営利団体が担い、これから漏れる者を公が補完して支援するという構造になっている。
(2019/09/05)
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