TBM(東京都中央区)は2010年代中頃から、独自に開発した炭酸カルシウムなど無機物を50%以上含む無機フィラー分散系の複合新素材「LIMEX」(ライメックス)を展開している。従来のプラスチックの原料は石油由来樹脂100%が主だが、LIMEXは主原料が石灰石で石油由来樹脂やCO2の削減につながる素材として注目されてきた。特に海洋汚染などのプラスチック問題が世界的に注目されて以降はプラスチック代替素材として脚光を浴びており、複数業種の企業等でさまざまな用途での活用が広がっている。また、昨年7月には再生材料を50%以上含み、資源循環を促進する新素材「CirculeX」(サーキュレックス)を発表。使用済みペットボトルキャップとストレッチフィルムを使用した「CirculeXごみ袋」の販売も開始した。 |