加山興業（愛知県豊川市）は、国内で培った技術・ノウハウを生かしてアジア諸国など海外でも廃棄物処理に貢献することを目指しており、現在ラオスでのビジネス展開を目指している。２０１６年に国際協力機構（ＪＩＣＡ）「中小企業海外展開支援事業（案件化調査）」の採択を受け、ラオス・ビエンチャン市における医療廃棄物処理改善に向けた案件化調査に取り組んだ。この調査で手応えを得たことから、次のステップとしてＪＩＣＡの「中小企業・ＳＤＧｓビジネス支援事業（普及・実証・ビジネス化事業）」に採択され、昨年現地に小型焼却炉を設置して医療廃棄物処理の実証を行っている。今後は将来の本格的なビジネス展開を目指して、現地法人の開設も計画している。