名刺を整理しているとき改めてロゴが社名の前についている会社が多いことに気付く。ただ、多くは社名の頭文字を並べたりしているもので、社名の前の殺風景な空間を埋めているとしか感じないものばかりだ。主にBtoBの環境ビジネスであっても、キャッチーなロゴがあってもいいのではないだろうか▼ロゴに興味を持ったのは佐藤可士和氏の講演を聞いた時からだ。彼はアートディレクターでもあり、グラフィックデザイナーでもあるが、ユニクロのロゴや店舗デザインは企業コンセプトの開発から組み立てたもので、コンセプトに沿ってロゴや商品パッケージなどを具現化していくクリエイティブディレクターの役割もクローズアップされている▼彼にロゴに込められた意味や狙いを聞いても、シンプルな答えが返ってきて凡人には分からないが、ご存じのTポイントなどのロゴは人々に認知されている時点で成功だし、ユニクロは彼がクリエイティブディレクターを担ってからイメージが好転している▼企業イメージの向上は人材確保の上でも必要で、印象に残るロゴがその役割を果たすこともあると思う。同氏の展示会が東京港区で開催されている。環境産業企業のロゴ作りのヒントになるかもしれない。 |